ピアノ一筋の僕はどんな本を読めばいい?

文学経験値0の大学生が空っぽの本棚を埋めていく

市田儀一郎『バッハ 平均律クラヴィーアⅠ: 解釈と演奏法』を紹介する

もう世間はクールビズを終えネクタイを締めはじめ、秋が一層深くなってきました。

芸術の秋。

芸術といえばもちろん、バッハですよね??

 

バッハと真正面から向き合いたいなら、これを読んで頭をフル回転させていきましょう!

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市田儀一郎は日本のバッハ研究の権威と称された、戦後日本の音楽学者です。

今回紹介する「平均律クラヴィーア」も長年読み継がれている重要な書籍です。

 

残念ながら2014年に亡くなられたのですが、「平均律クラヴィーア」は晩年まで改訂を施すなど、精力的に研究を続けていたことが見受けられます。

氏の残して下さった功績は、我々のような素人学習者には貴重でありがたいものです。

 

まえがき

さっそく読んでいこうとする前に、こんなことが書かれていました。

大バッハの遺した平均律クラヴィーア曲集ピアノ音楽の旧約聖書にもたとえられるほど偉大な芸術作品であり、同時に授業用教材としても汲めども尽きない宝庫であって、その教育的価値はすこぶる大きい。

・・・しかしその価値やありがたみをよく知らないで尊敬しているだけでは、尊敬ではなく敬遠である

 

バッハの音楽は難しい、フーガは苦手という声はよく耳にしますし、私もすごく苦手です。

市田氏はそれを、バッハの楽曲構成面を正確に認識できていないことが原因と言います。

 

バッハがよくわかる

本書の良いところは、各楽曲を丁寧に、詳しく書かれているのはもちろん、

  1. フーガの図解付き
  2. 平均律クラヴィーア曲集成り立ち
  3. プレリュードの特徴、フーガの構成
  4. 楽器、テンポ、装飾法

など、疑問のタネになりがちな演奏法まで余すことなく解説してくれています!

 

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ぜひ、バッハ・平均律クラヴィーア曲集のお供にどうぞ。